本日は令和5年度公認会計士試験の合格発表日でした。
葛飾区新小岩の税理士・公認会計士の戸上です。
※本投稿は完全に雑談です。
まずは本年度の試験に合格された方、おめでとうございます。これからが公認会計士としてのキャリアがスタートするという記念の日になるのだと思います。
なお、自分が合格した時は商談をしている真っ最中であるため、リアルタイムで確認できなかったことを鮮明に覚えています(笑)
合格者の多くは監査法人という会計士の専門集団に就職することになります。そこで、独占業務である会計監査(会社が作成した財務諸表が正しく作成されていることを第三者として確認する業務)を経験していくことになります。
会計監査は正直、地味なことが多いです。
例えば、
数値と請求書が一致していることを確認する
預金残高と会計上の数値の一致を確認する
在庫の棚卸に立ち会う
などなど。
ですが、複数の会社の仕組みを第三者の立場でみることができる珍しい業務であり、その結果、多くの会社の意思決定プロセスや管理方法を学べるいいチャンスであるともいえます。
例えば、
お金を借りるというプロセスを一つとってもどういった活動があって、どのような検討をなされたうえで借入がされるのか。
事業を売却する場合にはどういった検討がなされたうえで、実行に移るのか。実行のプロセスはどういったものがあるのか。
などなど、情報の宝の山となっているのです。
ですが、そういった情報を見るかどうかは個人の意思によります(監査の責任者となれば、必然的に見ることになりますが、スタッフとして関与する場合は見なくても何とかなる)ので、業務に忙殺されながらもそういった情報をいかに吸収できるかが、会計士としての成長にもかかわっているのかなと思います。
もちろん、会計基準や税法などは常に変化していくので専門家としての知識アップデートすることは宿命であると思います(自戒の念も込めて)
もし、この投稿を見た合格者でキャリアの雑談がしたい方がいらっしゃれば、ご連絡ください。お気軽に話は聞けます(笑)